京都市京セラ美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル・キョウト(2022/9/17~2023/2/12)」へ行ってきました。2年前に予定されていたのがコロナで延期になってようやく開催された展示。いつかいつかと楽しみに待ってたんです。会場の京都市京セラ美術館には初めて行ったのですが、名建築だし、ウォーホル展だけじゃなくて、夏に福岡市博物館でやってた「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」と「ボテロ展 ふくよかな魔法」が同時に開催されてるという大きさにもうビックリでした。
(名建築については大阪中央公会堂とかと一緒に別記事にまとめる予定)
ということでウォーホル展。
展示は全て撮影OK。ありがたいことです。
ポップ・アートの旗手、アンディ・ウォーホル。巡回無しで京都のみの開催であるこの展示、いわゆるポップアートとして知られるマリリンやキャンベルスープ缶、花などの作品以外に、1950年代に商業イラストレーターとして活躍していた初期の作品、世界一周旅行の一貫で1956年に京都を訪れた際のスケッチ、1960年代に事故や死を描いた「死と惨事」シリーズなど、日本初公開作品100点以上を含む約200点が公開されています。
第1章 ピッツバーグからポップ前夜のニューヨークへ
第2章 ウォーホルと日本そして京都
第3章 『ポップ・アーティスト』ウォーホルの誕生
第4章 儚さと永遠
第5章 光と影
の5つのパートに分けられた作品群でしたが、私、1950年代の猫とか靴とか天使とか描いているイラスト作品が好きなんですよね。若い頃にウォーホル愛に目覚めた(ちょっと大袈裟)のはマリリンなどのポップアートからで、そこから作品集を何冊か買っていくことになるんですが、中でも「PRE-POP WARHOL」というポップ以前(PRE-POP)の画集がお気に入りだし、寝室にはこの頃のイラストのポスターも飾っていまして(もちろん印刷された安いやつ)。だから第1章の展示が一番、興味深いものでした。
作品集を数冊持っているのもあって、ウォーホルの作品はだいたい知っていると思っていたんですが、ウォーホルが京都に訪れた際に描いたドローイングは見たことないものがたくさんありました。中には、これでいいのか、舞妓さん!って思うのもあって、ちょっと笑いました(「PRE-POP WARHOL」に掲載されています)。そして、死と闇に焦点を当てた「死と惨事」シリーズや「最後の晩餐」シリーズなど晩年の作品を並べた最終章「第5章 光と影」は知らない作品が多くて新鮮でした。
いやぁ、会場の素晴らしさも含めて大満足。行ってよかったです。グッズ売り場で図録とクロッキー帳とマステを買ってきましたが、バナナの抱き枕、ちょっと欲しかったな〜(持ち帰れないサイズ)。