早いです。先日、新年度に入ったと思っていたら、もう来週はGWです。
福岡市科学館で開催中の特別展「特撮のDNA-ゴジラ 特撮の科学展-(2023/3/18〜5/14)」に行ってきました。
現在はCGが当たり前ですが、ゴジラ第1作は1954年(昭和29年)公開。当然ながらアナログの時代です。当時は美術スタッフがミニチュア・セットを建て、造形師が作った怪獣などのスーツをスーツアクターが着用して演じ、映像を作っていました。そのアナログ時代から最新のシン・ゴジラまで、初期段階のスケッチや撮影に使われたスーツや造形物、ミニチュア・セットなどの資料が展示されています。
最初のゴジラは0から特撮を生み出した人達の苦労の結晶です。作品イメージや撮りたい映像のイメージを絵に描き起こしたスケッチもおもしろかったですねぇ。アナログ時代のいろんな工夫があって、徐々にでCG、デジタル技術が取り入れられていくわけですが、最初にスケッチするのはアナログだろうがデジタルだろうが同じでしょう。まぁ、ゴジラの映像だってスーツを人が着て演じたものがCGになったとは言え、シン・ゴジラは野村萬斎さんがゴジラを演じ、モーションキャプチャでCGゴジラに動きをつけたんですものね。
ゴジラ全作品のポスターも展示されていましたが、中には福岡が舞台になった作品(1994年の「ゴジラVSスペースゴジラ」…観てない)もあり、ゴジラが福岡タワーを倒すらしいんですが、おそらくそのワンシーンを再現した福岡の街のミニチュアセットの展示もありました(上のタイトルバックの写真/映画で使われたものではなく、この特別展のために作られたもの)。
ここに写真出しちゃってるのでおわかりだと思いますが会場内の撮影はOKです。基本的に展示物に触ることはできませんが、一部、ゴジラの皮膚に触れたり、結構、近い距離でミニチュア等を観ることができます。ゴジラはもちろん、特撮や映像に興味があるならきっとおもしろいと思います。そうそう、ときどき上の方にモスラとか空飛ぶ系のキャラクターが上に吊り下げられてます。目線が低いと見逃してしまうので、これから行かれる方はときどき見上げてみてください。
さて、特撮と言えば、「シン・仮面ライダー」を観てきました。せっかく庵野さんのシンシリーズを全部観てきたので(たぶん)最後の作品も観ておこうと思って。いやもう、オタク炸裂。1971年に放送開始された最初の仮面ライダーはリアルタイムでは見てないし、そもそも仮面ライダー自体にそこまで思い入れないので、おそらく散りばめられているであろう「ああ、あれ!」って言うのがほぼわからず、庵野監督、すみませんって感じです。長澤まさみさんが振り切っててよかったです。そして、エンドロールに『「レッツゴー!! ライダーキック」歌:藤浩一』と出てくるんですが、この「藤浩一」というお名前が子門真人さんの旧芸名だと知りました。そうだよねぇ、あの声は子門真人よねぇ。