福岡アジア美術館で開催中の「谷川俊太郎 絵本★百貨展(2024/4/27〜6/16)」に行ってきました。
絵本百貨展なのでたくさんの絵本が展示されていましたし、子供が楽しめるようにいろんな工夫がされていました。展示を観てあらためて気づいたのですが、谷川俊太郎さんは詩人なのでその言葉をイメージとして表現する絵の方はいろんな方の絵なわけです。更に様々なクリエイターが絵や言葉が動き出す映像、インスタレーションなど展示作品を作っていて(誰が展示デザインをしたかの記載もある)多重構造の作品展でもありました。谷川さんご自身の朗読というか「もこ」「もこもこ」と続く声も心地よかったです。
作品によってはシリアスなものもあったり、ちょっとビジュアルが怖いものもあったのですが楽しい展示でした。

谷川俊太郎 絵本★百貨展
上:中に入れるドームは「おならうた」の展示
左下:読書コーナーも
中下:「ままです すきです すてきです(絵:タイガー立石)」の原画
右下:壁にも「ぴよぴよ(絵:堀内誠一)」

 

福岡アジア美術館で同時に開催されているコレクション展「アジアン・ポップ(2024/4/20〜9/30)」にも。
福岡アジア美術館の開館25周年記念コレクション展 Part1です(今年、2回に分けて開催される)。
そうか、「アジアの近現代美術」に特化した美術館のアジ美、もう25周年なんですね。
Part1の展示ではポップアートの作品で評価を高めたアジアのアーティストの作品が紹介されています。
カラフルでいわゆるポップな作品群ですが、社会に対して皮肉を込めた作品が結構あったので、後で資料を確認したら
「大量消費社会が生み出した広告などのイメージを表現に取り込み、時代や社会をアイロニカルに捉える「ポップアート」。1980年代からアジアでも盛んに制作され、一大潮流となっています。」
とのことでした。

アジアン・ポップ
左:ポスターなどメインビジュアルに使われているのはメイ・ディンイー[台湾]《トロツキーに捧ぐ》
中:ラジ・クマール・ダス(絵)、ガッファール工房(車体製作)[バングラデシュ]《リキシャ》
右:ドゥリヤ・カジほか[パキスタン]《ハート・マハル》

はぁ、5月ももう終わりますね。今月はGWに門司港と下関でレトロ建築巡りしたり、ミュージアムウィークを楽しんだりしたんですがまたあらためて。