山口県立美術館で開催中の「庵野秀明展」に行ってきました。大分県立美術館で開催してたのに年度末で行けなかったので、大分の後、大阪→山口と巡回してくるのを待っていたんです。そして山口は庵野監督の地元なんですよね。展示を観ていて、そういえばシン・エヴァンゲリオンのラストシーン、山口県宇部市だったと思い出しました。他の場所での展示を観てないのでわかりませんが、ちょっと凱旋感というか、少しだけ地元ならではの展示もあった気がします。もしかしたら、大阪は大阪で学生時代(大阪芸大)を過ごされているので何か違った展示があったのかもしれないですね。
展示内容は庵野監督の子供の頃に影響を受けたアニメや特撮の資料に始まって、学生時代(DAICON FILM)の作品〜アニメーター駆け出し時代〜エヴァ〜シン特撮シリーズ(シン・ゴジラ、シン・ウルトラマン、シン・仮面ライダー)と各時代を網羅する内容です。一部著作権上の問題がある作品や映像を除いて写真撮影OK。使用されているフォントはもちろんエヴァでお馴染み「マティス-EB」。
少年時代の落書きとかもありましたが、なんというか「好き=創る」のエネルギーがとてつもなく大きくて今でもず〜っと保たれているんでしょうね。もちろん才能もすごくて、好きを続けるにも大変な苦労はあるはずなんですが。
学生時代、DAICON FILM時代の話はドラマ「アオイホノオ」とリンクしていておもしろかったです。
「風の谷のナウシカ」の巨神兵のシーンとか「プリキュア」もやってたのかとか、いろいろ驚きもありました。
驚きと言えばシン・エヴァンゲリオンの第3村の模型(1/45サイズ)です。特撮じゃなくてアニメ制作のために(画面構成の参考として)こんな大掛かりな模型を作るんだなぁと。
ところで、会場内ではもちろん映像もところどころで流れているんですが、エヴァの映像のBGMとして「残酷な天使のテーゼ」が繰り返し流れていたせいで、観ている間のほとんどの時間、脳内をグルグルまわり続けることに。ただ、シン・エヴァのラストシーンのカットが展示されているところでは映画を思い出して勝手に脳内リピート音楽が宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」の「Oh oh oh oh…(ここしか知らない)」のところに変換。ただ最後の展示で来年公開予定の「シン・仮面ライダーテーマソング(YouTube)がずっと流れていたので、脳内音楽も持って行かれました(笑)。せまる〜、ショッカー 地獄のぐんだーん♪
私はエヴァに詳しいわけでもなく、庵野オタクでもありませんが、とても楽しい展示でした。行ってよかったです。
さて、せっかく山口まで行ったのでついでに自然の神秘を満喫してきたし、看護師さんに元気ですねと言われた右手人差し指の骨折のことも書きたいのですが、今回は庵野秀明展のみの内容にしておきます。とは言え、自分のために記録しておきたいので次はなるべく早めに更新したいとは思っています。
そしてまた新型コロナ感染者が激増してますね。マスク、手洗い、うがいと基本対策を怠らず、気をつけて過ごしたいと思います。…後期授業が始まる前に大阪の中之島美術館に行きたいんですけどね…。