近場の美術館やギャラリーで結構、いろいろな展示を見ているのですが記録が追いつきません。
とりあえず、フィンランドつながりということで、5月末に行ったムーミンコミックス展(福岡県立美術館)と今月頭に行ってきたザ・フィンランドデザイン展(北九州市立美術館 本館)をまとめて記録。
●ムーミンコミックス展(福岡県立美術館)
フィンランド出身のトーベ・ヤンソンが生み出したムーミンは世界中の人が知っています。小説(童話)から始まったムーミンの世界ですが、後で始まったイギリスの新聞でコミックス(漫画)の連載が20カ国以上で翻訳、出版されたことでムーミンの人気を決定的なものにしたそうです。
そのムーミンコミックスにスポットをあてた展示です。
ちなみにコミックスの方は後半、トーベ・ヤンソンの弟ラルス・ヤンソンが引き継ぎ、連載を続けたとのこと。知りませんでした。姉弟だからってそんなことできるんですね。
新聞での連載なので社会風刺も加えながらも基本的にはほのぼのお気楽なコミックスは20年以上連載されたとか。すごいですね。新聞連載なので墨一色ですが、お馴染みのキャラクターはもちろん、知らない子も結構いて楽しめました。なんというか個人的にはアニメのカラフルなのよりイラストとしてオシャレで好きでした。展示の写真はNGだったので、写真はありませんが、グッズをいろいろ買ってきたのでいくつか紹介します。いやもう、オリジナルグッズがおしゃれでかわいくて、グッズコーナーでテンション上がりました。
●ザ・フィンランドデザイン展(北九州市立美術館 本館)
久しぶりに北九州市立美術館の本館に行ってきました。フィンランドの工芸、プロダクト、テキスタイルなど美しいデザインとライフスタイルを紹介する展示です。マリメッコのテキスタイルやイッタラのガラス、アルテックの家具など、まとめて見るとお馴染みの作品も多く、すっかり北欧デザインが身近なところに入り込んでるんだなぁというのと、自然の造形にインスピレーションを得て生み出されたデザインだとことを改めて認識しました。また、2年前に(遙か昔に思える…)東京ステーションギャラリーで見たルート・ブリュックの作品もあったり、こちらにもムーミンがいたり、楽しい美しい好きがたくさん詰まった展示でした。そしてこちらのグッズ売り場が! 私も持ってるアラビアの器がシリーズで売ってたり、ビンテージの一点ものの器があったり、マリメッコもあるし、ムーミンもいるし、アルテックの北欧家具ミニチュアガチャもあったりでミュージアムグッズというより、北欧雑貨店が臨時でお店を出してる感じで、うっかり器を買いそうになりましたが(笑)、待て、天神のショップでも買えるぞと頭を冷やして図録だけ購入しました。この記事のタイトルバックの写真はその図録の表紙です。あとは会場内は写真NGだったので、帰る前に久しぶりに来た本館(磯崎新設計)の写真を撮ってみたり(映画「図書館戦争」や「DEATH NOTE」のロケ地にもなった美術館です)。
ああ、福岡アジア美術館の絵本ミュージアムにも行ったし、今月末で閉館するイムズ内のギャラリー、アルティアムの展示のことも記録しておかねば。忘れないよう、なるべく早く書きたいとは思っています。