福岡市美術館が夏期(7〜10月)の金・土曜日限定で開館時間を延長し、20時まで開館しています(通常は17時30分まで)。さっそく7月の金曜の夕方、仕事を終わらせて現在開催中の特別展「富野由悠季の世界―ガンダム、イデオン、そして今」へ行ってきました。18時すぎに入館して、閉館時間までいたのですが、いい! 夜の美術館! まだ認知されてないのか人も少ないし、ゆったりと見ることができました。
で「富野由悠季展」ですが、企画書や絵コンテ、その横に実際の動画が流れていたりして、全部、真剣に読んで見ていったら1日中いても時間が足りないんじゃないでしょうか。正直なところ、ガンダムはファーストガンダムしか見たことないんですけど、子どもの頃に見ていたけれど、すっかり忘れていたアニメとかも作られていて懐かしくなりました。ちょうど今やっている朝ドラが日本アニメーションの黎明期の話だったり、胸が苦しくなるのでいろいろ書けないですが、京アニの事件のこともあって、最近、アニメーションを作る側の方に思いを馳せる機会が多いのですが、子どもの頃(大人になってもですが)、何気なく見ていたアニメがこんな風に大変な思いと膨大な作業量で作られていたんだと、あらためて実感し、ありがたいなぁと思うのです。そしてジャンルは違えど、自分も真摯に仕事せねばと思うのでした。
さて、夜の2時間弱では特別展が精一杯で、コレクション展(常設展)まで見られなかったので、昨日(土曜)の夜、また行ってきました(同じチケットにコレクション展のチケットも付属)。土曜でも人がいない!(特別展の方は結構いらしたと思います) リニューアルオープン展の時にもコレクション展は見たのですが、今回は、広い展示室をほぼ独り占めです。個人的には最高! ゆっくり見られるので新たな発見もありしました。それから、先日、映画「ナイトミュージアム」を地上波でやっていたので、つい「東光院仏教美術室」の仏像が動き出せばおもしろいのに…とか思ったり。いや、それはガンツか。
福岡市美術館の開館時間延長がうれしくて、この記事を書き始めましたが、イムズの三菱地所アルティアムは元々、20時まで開館してますね。商業ビルに入ってるからとはいえ、そのおかげで授業や打ち合わせの帰りに行けてありがたいギャラリーです。現在、開催中の「ひびのこづえ展(7/20〜8/25)」や、その前にやっていた「チャペック兄弟の絵本・デザイン・舞台(6/8〜7/15)」にも夕方遅めの時間に行ったのでした。先日も書きましたが、イムズは2021年8月に閉館します。建て替え後もギャラリーは残りますように。
ちなみに九州国立博物館、福岡アジア美術館は季節に関係なく、金・土曜日は20時まで開館しています。ありがたい。
自分のために身近な美術館、博物館の開館時間をメモしておきます。
- 福岡市美術館 9:30〜17:30(7〜10月の金土は20:00まで) 月曜休館
- 福岡アジア美術館 9:30〜18:00(金土は20:00まで) 水曜休館
- 福岡市博物館 9:30〜17:30 月曜休館
- 福岡県立美術館 10:00〜18:00 月曜休館
- 福岡市科学館 9:30〜21:30(基本展示室は18:00まで) 火曜休館
- 三菱地所アルティアム 10:00〜20:00 イムズ休館日に準ずる
- 九州国立博物館 9:30〜17:00(金土は20:00まで) 月曜休館
- 北九州市立美術館 9:30〜17:30 月曜休館
- 北九州市立美術館分館 10:00〜18:00 企画展の会期中は無休
- 北九州市立いのちのたび博物館 9:00〜17:00
- 久留米市美術館 10:00〜17:00 月曜休館
- 立花家史料館 9:00〜18:00 展示替え期間中は休館